モビールブログ · 2月 5, 2012

ケバ止めについて

“絵の具について”では泣き目を防ぐには絵の具の 粘性を高めるのが1番だ、と書きました。実は

もう1つ1番があります。

それは繭の糸の動きを止めてやること、であり糸と 糸との間のスキマを埋めてやることです。 繭の糸はからまっているだけで固定されていませんから 絵の具にくっついて他の部分に色をつけてしまったり します。繭の表面は拡大してみれば無雑作に

積み上げた漁網の表面みたいなものです。

そこでボンドを少し指につけて顔の部分にすり込んで やります。ボンドは乾けば透明になります。 層状に糸が重なっているだけだった繭の表面は板状に 固定されて絵の具がスキマから滲み出すこともケバについた

絵の具が他の部分を汚すこともなくなります。

これでケバ止めは完了です。目もくっきりと入りました。 めでたし、めでたしということでしょうか。でもちょっと待って 下さい。ケバは毛羽ですから、その上に目を入れるのは 厄介でも独特の風合いには捨てがたい味があります。 注意して欲しいのは、すり込むボンドが濃過ぎないこと、 多過ぎないことです。乾いてからテカリが出てプラスチック

みたいになってしまったのでは台無しですから・・・・。

ほこりだらけのガラスの上の水滴
(スキマだらけの表面)

きれいなガラスの上の水滴
(なめらかな表面)