モビールブログ · 8月 12, 2009

モビールで成功する

モビールである程度の成功を収めるのは比較的簡単なことだろうと思います。 問題はビッグバンさせることが出来るかどうか、その功績に対する拍手と報酬を得るための仕掛けを 誰がどうつくるのかという一点にあります。独断と偏見でそこに至るまでの過程をモデル化してみました。 どの段階に誰がどう係わってくるのか、或いはその総ての段階の総ての人達の行動全体を 誰がどう設計し、どうコントロールするのか、当事者になったつもりで自分なりのストーリー展開を試みて

みて下さい。

第1段階(良いモビールが出来る)  作者の周辺にいる人達に流れた良いモビールをデパートの売場主任や、ホテルの客室係や  クラブのママさんや、パン屋の店員さんや商店会のおやじさん達や報道関係者が見る。 第2段階(メディアがそれを伝える)  街の話題として、モビールのあるレストランや結婚披露宴をとり上げ報道する。それを知った  他のメディアが、情報の斬新さや意外性に注目し別の切り口で報道する。 第3段階(街で時々見かけるようになる)  新鮮なディスプレーとして採用する店が現れる。テレビの歌番組で歌手の背後に揺れていたり  雑誌のお店紹介、自宅紹介の写真に見え隠れするようになる。 第4段階(商品として取り扱う店が現れる)  家具屋さん、カーテン屋さん、照明器具屋さん、小物屋さん、手芸品屋さん、花屋さん、  ガソリンスタンド屋さん等々が、自店の取り扱い商品に加え始め、デパートや大型スーパー等でも  買えるようになる。各店は独自のルートで商品をさがし始め、作者は各店に応じた商品を作り始める。 第5段階(ビッグバン前夜)  良いモビールが沢山出廻るようになる。日常的に情報が流れる。専門家や解説者や有名作家が現れる。  コンテストや展示会や作り方の講習会が開かれ、チャンスを求めて起業する人達が増える。画家や  彫刻家が、モビールの分野に挑戦するようになる。 第6段階(一般家庭に浸透する)  これが即ちビッグバンということになります。モビールのない部屋にはある種の違和感を覚えたりする

ようになっていることでしょう。

サラリーマン達がネクタイをはずせないように、少女達がルーズソックスを脱げないように 葬式には何故か坊さんが現れるように、動き始めた流れはほとんどの人達にとって選択の余地も ない理屈を超えた現実です。流れをつくる人やつくる力のある人はめったにいませんが 出来てしまえば、それを止める人も止める力のある人もめったにいません。 零から始まるモビールにとっても、無人の荒野に踏み込む仕掛人にとっても、60億人が住む

地球上の部屋数はとんでもない数字ですから、報酬は極言すれば無限大です。