モビールブログ · 8月 13, 2013

モビールの吊り方 - 実技編 –

何個吊りのモビールであろうとバランスをとりながら
下から順に吊っていきます。

互いにぶつかったり、からんだりしない間隔を とって、しかも散漫になり過ぎないよう考えながら

吊り上げていって下さい。

横軸には竹や木の枝を使ってもいいのですが よほどうまく使わないと野暮ったくなってしまいます。 ワイヤーを使う場合、吊す物によって横軸を 曲線にしたり直線の屋根形にしたり工夫して

みましょう。

糸の選び方

本体からであれ、飾り具からであれ、1本の糸で吊す 場合には撚りのない糸にして下さい。 絹糸や木綿糸を使うと風に揺られているうちに 撚りが戻って不恰好になります。 樹脂系(ポリマー)の、釣り糸みたいなのがいいと 思います。2本以上の糸で吊す場合には

回転しませんから、どんな糸でも結構です。

環の作り方

横軸に使ったワイヤーの残りをペンの軸等に 巻きつけます。ペンチを差し込んで

切り離せば出来上がり。

ワイヤーの着色

大まかに言えば白い紙を巻いたワイヤーに好みの色を 塗る方法と、好みの色の紙を1cm幅位に切って巻きつけて いく方法とがあります。着色する場合には塗るのか染めるのか とか、紙を巻く場合には和紙なのか洋紙なのかとか、様々な 選択肢があるのでしょうが、どんなやり方でも悪いということは

ありません。自分でやってみて決めるのが一番です。

横軸の先端から糸が出ていると綺麗に見えますが抜け落ちないかと 心配です。色々と工夫してみましょう。皆さんはどの方法がいいと

思いますか。

これでモビールの吊り方についての基本的な説明は終わりです。

モビールが動かなければ、例えば床の上に
置いたとすると、左の図のようになればいいのです。

糸のつけ方

結び目にボンドを塗りつける

先端をペンチで丸める

滑り止めにビーズとか
木珠とかをつける

短冊に切った紙で巻く

しかし何事によらず追究していけばその先へ、又その先へとテクニックにも 発想にも終着点はありません。モビールの中にモビールを吊って二重に 揺らすとか、広い空間に対応した大きなモビールを作るために水玉や 唐草模様をあしらった強い横軸を考えてみるとか、糸のかわりに鎖を 使い、メタリックでシャープなフォルムを揺らしてみるとか、モビールの フロンティアにはまだ誰も手がけていない人跡未踏のフィールドが

斬新で魅力的なアイディアの登場をいまかいまかと待ち望んでいます。