他のコーナーではむき出しの繭を吊りましたから
ここではおもむきを変えて、トンボを作ってみましょう。
左のトンボで繭を使っているのは胴だけです。 尻尾は楊枝、目玉はビーズ、羽は細いワイヤーを
軸にして和紙ではさみ込んであります。
胴の繭は木片でも発泡スチロールでも何でも代用出来ます。
胴は屑繭を円錐形に巻きボンドでとめる。
乾いたら点線のように斜めに切り落とす。
楊枝をさし込みボンドでとめる。
和紙でくるんでビーズの目玉をつけたら胴体の出来上がり。
羽は細いワイヤー(私は#22を使用)を 図のように曲げてボンドを塗った和紙の上に乗せ
上からかぶせてはさみ込みます。
乾いたら点線のように切り取ります。
これで胴体と羽とが出来ました。 トンボの背中にカッターナイフで切り込みを入れ ボンドをつけた羽をさし込んだら、アカトンボの
完成です。
ついでにオニヤンマを作ってみましょう。
アカトンボと違うのはビーズにワイヤーを通して目玉を 少し浮かせてあること、胴体が胸の部分と腹の部分に 分かれていること、金紙を使っていること、アカトンボよりも
だいぶ大きいこと、くらいです。
最初に胸の部分を作ります。 オニヤンマの強力な飛翔力の源泉は
大きな胸の筋肉ですからシッカリ作って下さい。
繭を半分に切って切口の開いている方を使います。
上の部分を押しつぶします。
胸にフタ繭(腹部)を丸めてさし込み 尻尾の竹串をはさんで左図の形が
保てるようにボンドで貼りつけます。
よく乾くまでセロテープでとめておきましょう。
金のビーズに細い金のワイヤーを通して目玉にします。
羽はサイズが違うだけでシオカラトンボと 同じですから先に作っておきましょう。 何色でもいいのですが金色が一番
合うように思います。
ライフワークとして作るモビール ── トンボ ── |
さて、トンボは出来ましたがどう吊ったら
いいのでしょうか。
私は図のように吊ってみました。
他にいい方法があったら教えて下さい。
目玉と羽をさし込んだら
オニヤンマの出来上がりです。
胸・腹・尻尾を黒の和紙でおおいます。
真黒のトンボに金紙で模様を入れます。