モビールブログ · 2月 5, 2012

最短上達法

道具を揃えたり絵の具を工夫したり、ケバ止めや 曲面の接着やサイズについてあれこれ理屈を並べる

よりも、もっともっと有効で強力な上達法があります。

それは沢山作ってみんな誰かにあげてしまうことです。 ただし、あげる相手は自分と親しい人でなくては いけません。貰ったら必ず “よく出来たね”と ほめてくれる人、“かわいいわァ、ほんとにあんたが 作ったン” と驚いてくれる人、そんな人の笑顔が みたくて創作に力が入り次作への意欲が

湧いてくるのです。

これが嘘みたいな本当の話であることに気づかれ ましたでしょうか。振り返ってみれば先生に作文を ほめられて物書きになり、学芸会で唄った声の良さ をほめられて歌手になった友人・知人は意外と 身近な所にいるものです。少なくともそんな噂を 聞いたことなら、ほとんどの人が経験しているのでは

ないでしょうか。

多分、その程度の文章なら誰にでも書けるでしょうし その程度の歌なら誰にでも唄えるのでしょうが 本人が自分の才能に目覚め、その気になってやっているうちに 本当に他人よりも優れた文章を書けるようになり

他人よりも良い声で唄えるようになっていくのでしょう。

ほめてもらって

調子に乗って

名人になる

だから何かを作ったら最初は一番信頼出来る人に、間違いなくほめて くれる人にあげて下さい。そして少し上手になったら親しい人達に

あげて下さい。

調子に乗せられて沢山作ることが上達の秘訣です。
沢山作っているうちに、本当に上手になってしまうのです。

上手になれば教えられなくても自分のイメージを形に出来るようになります。 そこまできたら、ここは何色で、ここは何cmで等という何々教室なんかは 馬鹿らしくてやってられなくなる筈です。物作りは自由に作るからこそ 楽しいのであって、作らされているうちは楽しさの半分も味わっていないことに 気がつく筈です。流行語になってしまった“世界でたった一ツの・・・” ではなく、本当のオリジナル、本当のオンリーワンを作って下さるようにと

願っています。