梟
あなたにとっての梟は森の平穏を切り裂く危険なハンターでしょうか。 それとも、町の喧騒にも分別のない諍いにも惑わされることなく
超然として思索にふける哲学者でしょうか。
小倉山と曼陀羅山とにはさまれたわが家の夜のBGMは 梟やアオバズクやヨタカや鹿の鳴き声です。 特に静かで深い梟の声には自分の内面を見透かされて
いるような重みを感じます。
“モビールのある風景・警察のフクロウ”では都会の夜の 見張り番としての側面を表現してみましたが 森の哲学者としての切り口で考えるのなら 梟の居場所は本屋さんということになるのでしょう。
家庭なら書斎とか勉強部屋とかになるのでしょうか。
金色のワイヤーで3ツのリングを作り それを鳥籠のように重ねて梟を入れてみました。
同じ梟が別物になって生まれかわったみたいです。
小さな梟を作ってスタンドモビールにしてボトルやグラスの横に 置いてみました。これも違和感なく新たな環境に 適応してくれているみたいです。
“モビールのある風景・BGWの思い出”がそれにあたります。
モビールそのものをハードウェアとするならば、その使い方・飾り方は ソフトウェアということになり、ソフトの基本は発想の柔軟性に つきます。梟のモビールはそれだけでは梟のモビールにしか すぎませんが豊かな発想者にめぐり逢えれば思わぬ 振舞いを見せ、思わぬ効果を発揮してくれるに違いありません。 モビールはある意味で作者と皆さんとの合作であるとも言える
のです。
GGW (グリーン・ゴールド・ホワイト)
BGW (ブラック・ゴールド・ホワイト)