鶏を飼っていた頃、わが家の鶏小屋は半分雀小屋でした。 毎日餌を貰っていながら、私の姿を見ると天地がひっくり返る ほどの驚きようで、50〜60羽が狭い出入口から飛び出す時
には、信じられないほどの羽音に圧倒されていたものです。
野鳥という言葉に雀を連想する人は少ないでしょう。 雀はそれほどに人間とうまく共生し、生活環境を共有してきました。 その雀が最近私の視野から姿を消しています。
昔馴染みがいなくなったような、ほんのりと寂しい思いの今日此頃です。
粋人の殺風景な4畳半の一隅にぶら下がっていたら
結構似合うのではないでしょうか。